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「選手データ詳細ウィンドウ」の詳細解説・具体例

「選手データ詳細ウィンドウ」の詳細解説・具体例

今回のアップデート版の目玉は「iGrid」(アイグリッド)機能です。これまでは選手のデータやレースのデータを単純にリスト表示していただけですが、iGrid化することで、ユーザー様が希望されている情報を優先的に分かりやすく表示することが出来るようになったと思います。

今回iGrid化したのはViewerエリアQdataタブのリストと、新規に「選手データ詳細ウィンドウ」というのを作りました。今回は補足解説その2として「選手データ詳細ウィンドウ」の具体的な使い方を例を挙げてご説明しますね。


「選手データ詳細ウィンドウ」

マニュアルページにも書いておりますが、「新機能」ということで、このウィンドウ使用時の注意事項というか、大事なことを抜粋して今一度書いておきますね。

  • 「選手データ詳細ウィンドウ」の呼び出し方
    このウィンドウはQuick後、マウスの右クリック→コンテキストメニュー内の一番下にある「選手データ詳細ウィンドウ」で呼び出します。
  • ウィンドウサイズは大きいです。
    詳細データやグラフを描画するために大きなウィンドウサイズとなっておりまして(一応サイズ変更は可能です)、ディスプレイ領域の多くを占めてしまうと思います。ボートレースで勝ってマルチディスプレイにするか、解像度の高くて大きなサイズのディスプレイに買い替えてください(笑)。
  • 初回呼び出し時のみ、表示完了までに時間がかかります。
    この「選手データ詳細ウィンドウ」はRDBファイルを使用しています。RDB Infoタブでも使用しているファイルです。なので『RDB InfoタブでRDB問合せボタンを押す』または『選手データ詳細ウィンドウを呼び出す』というどちらかの操作を「その日初めて行った」時に、その日付専用の「RDBデータファイル」(RDBXXXXX.accdb)のダウンロードが開始されます。このファイルは約50MBほどありますのでダウンロード完了までに少々時間がかかります。ご了承ください。
  • 現時点では共用です。
    将来的にファイル内で扱うデータ項目を大幅に変更する必要性が出てきた時は「RDB Info」と「選手データ詳細ウィンドウ」でそれぞれ別々のデータファイルを使用する仕様に変更する可能性がありますが、とりあえず現時点では「RDB Info」タブと共用しています。

【重要】
この「選手データ詳細ウィンドウ」はコンテキストメニューから呼び出すスタイルなので、もう一度コンテキストメニューからウィンドウを呼び出すと2つ目のウィンドウとして表示されます。画面サイズが大きくて動作の重いウィンドウですし、そもそもの目的が「同一レースに出走している6艇を比較するため」のものですので、基本的には2つのウィンドウを表示させる必要はありません。

これは複数のグラフ、例えば「展示タイムヒストグラム」と「スタートタイミング推移グラフ」の2つのグラフを同時に見比べたいとか、同じレースの同じグラフでも2種類のフィルタを掛けた状態で見比べたいとか・・・そういう時のためのものでして、通常は別のレースの検討に移行したら(別のレースをQuickしたら)、Quick後に「データ更新」ボタンを押してウィンドウ内の表示を手動で更新して頂けたらと思います。(Quickボタンに連動でウィンドウ内の表示を自動更新させてしまうとグループ化やフィルタが全てクリアされてしまうので、あえて複数のウィンドウとして表示できる仕様にしています。)

それでは機能の詳細解説に移りますね。

任意のレースをQuickし、コンテキストメニューから呼び出すとウィンドウ内の左下にあるステータスエリアに「データ収集中・・・」と表示され、収集が完了したら選手の詳細データやグラフが表示されます。
「選手データ詳細ウィンドウ」

★ 左サイド「選手別」タブ

スペースの都合で各選手2レース分のデータしか表示されてませんが、スクロールすることで全データを見ることは可能です。(全てのデータ行を見たい場合は「All Data」タブに切り替えて見てください。)
「選手別タブ」データ行

3行目の「平均値」は全データの平均値です。「枠なり進入フィルタ」や「スタ展進入フィルタ」等のフィルタを掛けると、そのフィルタ条件下におけるデータのみが表示され(それでも見えるのは2行分だけですが)、平均値もそのデータにおける平均値が表示されます。

※ちなみに・・・このタブではiGridの「グループ化機能」は使えません。フィルタ機能のみとなります。

  • フィルタ機能

各項目名内にある▼印を押すとフィルタリングできますが、比較するためには1号艇から6号艇まで同じ項目の▼印を押して意図に沿ったフィルタリング設定をしなければなりません。

例えば「枠なり進入になるだろう」と想定した場合、枠なり進入時における各艇の成績を出して比較しようと思えば1号艇の進入▼をクリックして1だけにして、次に2号艇の進入▼をクリックして2だけにして・・・と、この操作を6号艇まで繰り返す必要があります。「スタ展における進入隊形になるだろう」と想定した場合、そのスタ展における進入がもしも561243という並びだった場合・・・艇番と進入コースを見ながらフィルタを掛けるのは一苦労というか、とても時間がかかる上に間違って設定してしまう可能性もあります。

そこでプレ設定しているのが「枠なり進入フィルタ」「スタ展進入フィルタ」です。「選手データ詳細ウィンドウ」内のどこでも良いんで右クリックして表示されたコンテキストメニュー内にあるこれらのフィルタを選択すると、クリック一発でその状態における各艇の成績とグラフが表示されます。

  • ユーザー設定フィルタの作成と保存方法(例)

例として「準優戦・優勝戦における成績データのみ」を見たいと思った時の操作手順を解説します。

「種別」▼→「すべて選択」のチェックを外す
1.1号艇の「種別」の▼印を押して「すべてを選択」のチェック欄をクリックして「全てが非選択」になっている状態にします。

「フィルタオプション」→「指定の値に等しい」を選択

2.フィルタオプションで「=指定の値に等しい」をクリックします。


「=準優勝戦」として適用ボタンを押す

3.下の方に出てきた計算式エリアに「準優勝戦」と記入し、適用ボタンを押します。


もう一度「フィルタオプション」→「=指定の値に等しい」→「=優勝戦」として適用ボタンを押す

4.もう一度フィルタオプションで「=指定の値に等しい」をクリックし、計算式エリアに「優勝戦」と記入し、適用ボタンを押します。


「以下の条件の少なくとも1つが真の場合、アイテムを表示する」を選択する

5.「以下の条件の少なくとも1つが真の場合、アイテムを表示する」を選択し、


最後にOKボタンを押す

6.最後にOKボタンを押す。


これで1号艇のデータは準優勝戦か優勝戦に出走した時のみのデータとなります。

7.あとはこの操作を2号艇~6号艇でも行います。6号艇まで全部設定し終えたら、

「フィルタ保存」→「ユーザー設定フィルタ1~3」を選択する
8.最後に上部のメニュー「フィルタ保存」を押して「ユーザー設定フィルタ1~3」のいずれかを選ぶと「ユーザー設定フィルタ1を保存しますか?」と聞かれるので「はい」を押し、

お好きな名前を付けて保存する
9.お好きな名前を付けて保存ボタンを押して下さい。

以上で「ユーザー設定フィルタ1~3」内に名前付きで保存されました。これ以降は別のレースの「選手データ詳細ウィンドウ」を表示した時でも上部メニュー「フィルタ実行」をクリックしてユーザー設定フィルタ1~3(ユーザーさまが名付けたフィルタ名で表示されます)を選んでクリックすれば「準優勝戦か優勝戦に出走した時のみ」のデータが瞬時に表示されます。

「フィルタの実行」で呼び出し可能になりました

※保存された複数のフィルタを同時に適用することはできません。例えばこの「準優・優勝戦フィルタ」を掛けた状態で、さらに「スタ展進入フィルタ」を掛けることは出来ません。その場合は進入欄の▼印をクリックして1号艇~6号艇までの進入コースを選択(フィルタリング)する必要があります。

★ 左サイド「All Data」タブ

基本的にこのタブはiGridの「グループ化機能」や「フィルタ機能」を使い、任意の条件で絞り込んだデータを表示させて「迷った時の最終判断」のために使用するタブであるとご認識ください。

「選手別」タブの方でデータ行やフィルタ・グラフ等を使って「今から行われるレースの勝者」を予想・検討するわけですが、数値を見てもグラフを見てもイマイチしっくり来ない、甲乙つけ難いデータやグラフで最終的な判定が難しい場合に「最終的にはどちらを選ぼうかな?」という時に、(選手別タブのように2行のみのデータではなく)全データを見て判断する時に使って頂きたいタブです。

  • フィルタ機能
    「ViewerエリアQdataタブ」や「選手別」タブにおけるフィルタ機能と操作方法は同一です。ただしこの「All Data」タブではプレ設定の「枠なり進入フィルタ」や「スタ展進入フィルタ」や「ユーザー保存フィルタ1~3」を掛けることはできません。(グラフにも反映されません。)「All Data」タブのデータの各項目の▼印をクリックして一つ一つ手作業でフィルタリングしていく必要があります。またこの「All Data」タブで操作したフィルタ内容・設定値等は保存することも出来ません。(申し訳ないですが仕様です。もしも良さげな条件を見つけられた時は紙にでもメモして下さい。)


★All Dataタブの「もう一つの使い方」

この「All Data」タブは「過去に行われた一定母数のレースデータを任意の条件で絞り込み、レース結果の特徴や傾向を(簡易的に)見つけ出す」ためにも使えます。端的に言えば、この「All Data」タブにある項目名をグループ化したりフィルタリングしたりして、最終的に表示されたリストの「着順」欄に1や2ばかりがずらっと並んでいる・・・という状態を目指せば良いわけです。

あるいは逆に・・・例えば「勝点」が4以下とか「着順」が4以上でフィルタリングして「4着以降に敗退した」レースだけを抜き出し、それらのレースにおける進入コースとかスタートタイミングとかの値を見て「期待できそうもない数値ケース」というのを見つけても良いわけです。

そういう・・・「結果から逆算」でも使えるんじゃないかと思います。このような使い方はあなたに「気づき」をもたらすことでしょう。この「選手データ詳細ウィンドウ」を操作して気づいた点をデータベース(テンプレエクセル等)で統計分析するというか、TOP&テンプレエクセルでの「分析のためのネタ探し」として使えば、何か新しい特徴や傾向を発見できると思います。(簡易的に)とはそういう意味でして、本格的に分析するにはTOP&テンプレエクセルが必要になるでしょうけど、そのTOP&テンプレエクセルを使って「何をどう分析すれば良さげなのか?」という方向性を見つけ出すためにこの「All Data」タブは使えると思います。いや「All Data」タブだけでなく、この「選手データ詳細ウィンドウ」はそういう方向性でも使えると思います。

★右サイド「グラフ」

マニュアルページで一通りグラフの表示内容は説明してますので、ここではグラフの見方とか使い方、読み取り方、考え方というものについて補足説明しますね。

  • 着順ヒストグラム
    その選手が過去半年(または1年)間に獲ってきた着順位の分布グラフです。「枠なり進入フィルタ」や「スタ展進入フィルタ」で絞り込めば、そのコースから出走した時にどういう着順位になっていることが多いのか?が分かります。「ヤル奴はヤル。ヤレない奴はヤレない。」ということです。着順位の度数分布グラフ(入賞回数)では分かりにくいケースもあると思いますので、併せて「コース別の1着率・複勝率・3連対率」の数値とそのグラフも表示しています。
  • 着順推移グラフ
    その選手が過去半年(または1年)間に獲ってきた着順位の推移グラフです。「枠なり進入フィルタ」や「スタ展進入フィルタ」で絞り込めば、そのコースから出走した時にどういう着順位になってきたか?が分かります。そのコースを得意とする選手だった場合、折れ線グラフではなく下の方(1位や2位あたり)で水平に近いラインが描かれるはずです。下手くそは折れ線グラフではなく上の方(5位や6位あたり)で水平に近いラインが描かれるはずです。
  • 展示タイムヒストグラム
    その選手が過去半年(または1年)間に出してきた展示タイムの分布グラフです。引いたモーターの優劣や天候・風速等の影響で一概にいうことはできませんが、端的に言えば「速い奴は結局どこでも速い。遅い奴は結局どこでも遅い。」ということです。
  • 展示タイム推移グラフ
    その選手が過去半年(または1年)間に出してきた展示タイムの推移グラフです。引いたモーターの優劣や天候・風速等の影響で一概にいうことはできませんが、端的に言えば「速い奴は結局安定して速い。遅い奴は結局安定して遅い。」ということです。
  • スタートタイミングヒストグラム
    その選手が過去半年(または1年)間に出してきたスタートタイミングの分布グラフです。「枠なり進入フィルタ」や「スタ展進入フィルタ」で絞り込めば、そのコースから出走した時にどういうスタートタイミングだったことが多いのか?が分かります。3コース以内だとやたら安定して早いが4コースより外からのスタートでは遅いとか、その逆とか・・・この棒グラフの一番高いところや平均値の縦ラインのあたりが「その選手の持つスタート力」とも言えるでしょう。
  • スタートタイミング推移グラフ
    その選手が過去半年(または1年)間に出してきたスタートタイミングの推移グラフです。「枠なり進入フィルタ」や「スタ展進入フィルタ」で絞り込めば、そのコースから出走した時にどういうスタートタイミングになってきたか?が分かります。

新機能「スタートタイミングゾーン」(スタートタイミング推移グラフ内)

平均値ラインよりも遅いスタートタイミング(ドット)だけを対象としてもう一度計算して出した平均値を「アッパーライン」、平均値ラインよりも早いスタートタイミング(ドット)だけを対象としてもう一度計算して出した平均値を「ロウワーライン」としてグラフ内に破線で表示しています。

このアッパーラインとロウワーラインで挟まれたエリアを「スタートタイミングゾーン」と呼ぶことにします(笑)。

このゾーンは出来るだけ狭い方が「スタートが安定している」という意味になりますが「スタートが早い」という意味ではなく・・・それはゾーンの場所(縦位置)で見る必要があります。アッパーラインは低ければ低いほど良くて、ロウワーラインも低ければ低いほど良くて、かつ、ゾーンが狭い・・・というのが安定して早いスタートを切れている選手ということになります。

とある3選手の比較(6コース)

逆に考えれば・・・アッパーラインよりもさらに上にあるドットは「何らかの理由(天候・風向・風速、あるいは家庭内不和による選手の心身の疲れ等の不可抗力的な理由?)によるドカ遅れ」と見ても良いですし(笑)、ロウワーラインよりもさらに下にあるドットは「真の実力ではない”まぐれ”か、そのうちF切る予兆?」と見ても良いと思います(笑)。スタート力と信頼性を示しているのがこの「スタートタイミングゾーン」だと思います(笑)。

スタートタイミングは重要です。スタートが早ければ必ず勝てるわけじゃないですけど、それでも「スタートが早い」は「実力のうち」であり、勝つ理由の一つになることは間違いないです。極端に言えば、どんなにターンが上手くてもスタートが遅い奴がターンし始める頃にはスタートが早い奴は既にターンをしている最中なわけですから(笑)・・・6選手のスタートタイミングを予測する目安の一つとして、この「スタートタイミングゾーン」を活用して頂けたらと思います。

【終わりに・・・】
BPさんから送られてきたiGrid搭載のプロト版を初めて見た瞬間、にや~ってしました(笑)。もう何が気に入ったって・・・一番嬉しかったのはスタートタイミングの折れ線グラフ!

この折れ線グラフの山と谷の間に平均値というのがあるわけですが、これまではずっと「平均値」という単独の値だけしか見てなかったんで・・・いや、RDB Infoタブで直近の10走分のスタートタイミングは全部見られるんですけど、「平均値という一つの数値データ」か「直近の10走分の個々の数値データ」をただ単に見るだけでなく、「山の高さと谷の深さ」を見ることができるようになったことで・・・平均値に対する認識の幅が広がったと思います。

例えば同じ0.15の平均値を持ってる複数の選手がいたとしても、ほとんどが0.1~0.2の幅の中に収まっている選手もいるかもしれませんし、その反対に平均値こそ0.15だけど0.01もあれば0.36もある中の0.15・・・という選手もいるかもしれません。

例えば菊地孝平が一般戦で無双なのはそういう理由なんじゃないかと。菊地の平均値は0.11ぐらいですけど、ちょっとお見せしようと思ったんですが最近菊地は一般戦に出てなくて、G1やSGだとさすがに無双までは行かないんでやめましたが(笑)、ぜひあなたのお手元の「選手データ詳細ウィンドウ」で選手のスタートタイミング推移やヒストグラムを見てみて下さい。新たな発見ができるかも?

ま、もちろんだからと言って当該レースにおける6艇のスタートタイミングを正確に読むことは難しいですけど(苦笑)、それでも「この選手の平均値にはこれぐらいの幅がある」というのが分かるだけで、頭で買える買えないを決める判断材料になり得ると思いますよ。

そういうのをビジュアル的に見て比較できる・・・視覚的に訴えられる良いものを作って下さいました!嬉しくなった斉藤は改善要望を出しまくって改良を重ね、ビジュアルだけでなく簡易的なデータベースとしても使えて、フィルタリングやグループ化も出来る・・・データ分析のための入門編のようなウィンドウが出来ました。

BPさん、ありがとうございます!
あなたもぜひこの機能をご活用くださいね!

【余談】
不思議なことに・・・このスタートタイミングの折れ線グラフは「上がったら下がり、下がったら上がり」ます。「上がって、次も上がる」とか「下がって、次も下がる」というのは(ありますけど)少ないと思いません?なぜか不思議なことに・・・上がったら次は下がり、下がったら次は上がることが多いんですよね。

株式や為替のチャートじゃないですけど・・・この傾向を上手く活用できないかな?下がったから次は上がるとして、どこまで上がりそうなのか?上がったから次は下がるとして、どこまで下がりそうなのか?・・・意味分かりますか?上がりそうな選手と下がりそうな選手と・・・意味が分かった人だけ独自に調べて活用して下さい(ニヤリ)。

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