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RacerタブiGrid機能の使い方例(フィルタ・グループ化機能)

RacerタブiGrid機能の使い方例(フィルタ・グループ化機能)

RacerタブをiGrid化することで、ユーザー様が希望されている情報を優先的に分かりやすく表示することが出来るようになりました。

この機能についてはマニュアルページで解説しておりますが、補足解説として・・・具体的な使い方の例を挙げてご説明しますね。


投票分析タブ内Viewerエリア、RacerタブのiGrid化

iGridの機能として「フィルタ」と「グループ化」があります。

★「フィルタ」機能

例えば・・・こういう考えを持っていたとします。

全国勝率とコース別の入賞率の数字だとか・・・それほど優れた数値ではないのに4コースからだと結構な頻度で1着を獲るとか、5コースや6コースから高い確率で2着3着を獲れる選手ってのがいる。A2とかB1を行ったり来たりしてる選手でTOKADES展開予想の前進度も大したことない数値なのに、時々そういう「成績の数値以上の活躍をする」っていう選手がいるんだよな。そういう選手が出場するレースを事前に知っておけば・・・狙って獲れるんじゃね?

イン屋ってのがいる。何枠で出場しようとも毎回必ず1コースを取りに動く。抵抗されようがお構いなしに動いて深い進入のインや2コースを取るんだけど、スリット後に外コースの艇に伸びられて惨敗する・・・ってよくあるパターンだよな。結果としてレースを壊す(ことが多いイン屋)ってのが出場するレースを事前に知っておけば・・・狙って獲れるんじゃね?

この思考?指向?嗜好?(笑)をもっと分かりやすく箇条書きにすると・・・

  • 特定の「外コースからだとヤル」選手のリストを作成し、その選手がどこの第何レースの何枠で出走するかを毎朝確認して時間を把握しておき、スタ展で進入コースと対戦相手を見て、ヤリそうなら狙い撃ちしたい。
  • 特定の「イン屋」選手のリストを作成し、その選手がどこの第何レースの何枠で出走するかを毎朝確認して時間を把握しておき、スタ展での進入コースと進入の深さを見て、ヤラれそうなら狙い撃ちしたい。

・・・となります。この2つの要素でRacerタブiGridの「フィルタ」機能を使ってみますね。

■2021年9月24日

1.使用OKINIファイルで使用するファイル名を選択して「OKINI Search」ボタンを押す。
Racerタブ
↑これは斉藤のお気に入りレーサー(OKINIファイル)リストです。

2.「外コースからだとヤル」選手をフィルタリングする。
枠番フィルタ
↑「枠番」の▼印を押して「4・5・6」だけを選択した状態でOKボタンを押す。
※フィルタリングした後にOKINI Searchボタンを押さないでください。全てのフィルタリングがリセットされてしまいます。

3.コメントの内容と枠番が一致しているレースを探す。
枠番とコメントが一致しているレース
↑上図では徳山1R「石丸 海渡」、徳山2R「西橋 奈未」、徳山7R「馬場 剛」、びわこ8R「守田 俊介」のレースが『コメント=枠番』となっています。これらのレースで順次スタ展を見て行き、本番レースでの進入コースがコメントと一致しそうかどうかを確認します。スタートタイミングやスリット後の伸びや周回展示も見て・・・イケる!と思えたレースに手を出すということです。それでは実際に見て行きましょう!

  • 徳山1R
    「石丸 海渡」は「4頭、5紐」というコメント。「4コースなら頭で、5コースなら紐(2着以下)で買え」という意味です。スタ展進入は5コースだったのでコメントと一致。1点500円×16点買いでGo、レース結果は415で的中。89.0倍、回収率556.3%!
    徳山1R結果

  • 徳山2R
    「西橋 奈美」は「456頭に成長する可能性あり」というコメント。観察中につき見るだけ。本番レースでは6号艇中田が内を取りに来て抵抗し2艇ともにスローとなり、嫌った4号艇吉川が単騎で大外に行き西橋は4コースからのスタートとなる。1マーク回った直後は3連に絡める位置に居たんだけど2マークで後手を踏み、それでも道中良い感じで3着争いをしてたんだけど最終ターンマークでのツッコミが裏目に出てキャビり5着に。

  • 徳山7R
    「馬場 剛」は「4頭」というコメント。「4コーススタートなら頭で買え」という意味です。4コースからのTOKADES展開予想の前進度は低い馬場だがヤル時はヤル!(時があるww)。Odds Graphを見ると1号艇と2号艇に人気が集中しているのでこれはチャンス!1点500円×20点買いでGo、レース結果は413で的中。217.8倍の万舟券!回収率1089%!
    徳山7R結果

  • びわこ8R
    「守田 俊介」は「4・5頭」というコメント。「4コースまたは5コースなら頭で買え」ということ。しかしスタ展できもりやんは2コースまで入ってきたのでコメントと一致しなくなりパス。ちなみに想定してた買い目の合成オッズは2.377しかなく買う価値はなかった。しかもレース結果は152で買ってたら外れてた(笑)。

ということで・・・お気に入りの選手とはいえ、対戦相手あってのレースですから、強者の中では特徴を発揮できないこともあるしそのお気に入りの選手の調子というものもあるんで・・・コメントと枠番とスタ展の進入が一致していたからと言って全部のレースに手を出すわけじゃありません。節間の成績や周回展示等も見て良さげに思えた時だけ手を出すようにしましょう。

次に「イン屋」が敗れる可能性に賭けるレースを見てみましょう。

コメントフィルタ
↑「枠番」のフィルタリングはそのまま(4・5・6を選択した状態のまま)で、コメント欄の▼印を押して「イン屋」だけを選択してOKボタンを押す。

コメントの内容と枠番が一致しているレースを探す。
枠番が4以上のイン屋のレース
↑この日は「出走枠番が4以上のイン屋」のレースは2レースしかありませんでしたが、これらのレースで順次スタ展を見て行き、インを取りに来た時に抵抗されて深い進入となるかどうか・・・イケる!(外艇に捲られるのでは?)と思えたレースに手を出すということです。それでは実際に見て行きましょう!

  • 蒲郡4R
    イン屋「鈴木 幸夫」は4枠(4号艇)でスタ展進入で大した抵抗も受けずに難なく1コースを取りましたが深い進入で100mポール付近からの起こしでした。各艇のスリット後の伸びには差を感じられませんでしたが周回展示では123が良く見えて4はそれよりもターンスピードが遅く見えたのと、待機行動中に4号艇鈴木がネトロンに艇を擦り付けるような?ルール違反ギリギリのわざとらしい蛇行をしているように見えて(笑)「これは行き足が良くないんじゃ?展示タイムワーストじゃん!捲られるんじゃ?」と思えました。1点500円×16点買いでGo、レース結果は126で的中。72.8倍、回収率455%!(捲られたのではなく差されたのですがww)
    蒲郡4R結果

  • 丸亀6R
    イン屋「石川 真二」は4枠(4号艇)でスタ展進入ではピット離れが良く3号艇白井英治を抑えて2コースを取りましたがスリット付近の伸びは白井の方が上に見えました。周回展示では5と6は要らなくて、やっぱり3と4が優れていて、その次が1ではなく2だと思えた。白井頼みの1点1000円×8点買いでGo、レース結果は412で外れ、イン屋4号艇石川が2コースから差して1着の112.2倍の万舟券でした。残念!
    丸亀6R結果

このように・・・フィルタリングしたRacerリストを使って実戦に挑むも良し、シミュレーション訓練として買えばどうなっていたか?を検証して行けばいいと思います。こんなふうに使います。

iGridの「フィルタ」では、フィルタ条件に一致したものだけが表示され、一致しなかったものは非表示となります。

★「グループ化」機能

フィルタ▼機能では「枠番」で「4・5・6」だけを選択するとそれ以外の枠番のレースは非表示になってしまいますが、「グループ化」機能を使えば「枠番」というくくりでグループ化してOKINI Racerリストを分類した形で全データを表示することができます。

上記フィルタ機能の説明で使用したのと同じ考えをグループ化機能で表示してみましょう。表示させたい条件の箇条書きを今一度書きますね。

  • 特定の「外コースからだとヤル」選手のリストを作成し、その選手がどこの第何レースの何枠で出走するかを毎朝確認して時間を把握しておき、スタ展で進入コースと対戦相手を見て、ヤリそうなら狙い撃ちしたい。
  • 特定の「イン屋」選手のリストを作成し、その選手がどこの第何レースの何枠で出走するかを毎朝確認して時間を把握しておき、スタ展での進入コースと進入の深さを見て、ヤラれそうなら狙い撃ちしたい。

この2つの要素でRacerタブiGridの「グループ化」機能を使ってみますね。

1.日付(2021年9月24日)を確認して「OKINI Search」ボタンを押します。(※グループ化もフィルタも、OKINI Searchボタンを押すとことでそれまでの表示がオールリセットされます。)
Racerタブ
↑これは斉藤作のお気に入りレーサー(OKINIファイル)リストです。

2.「枠番」でグループ化
「枠番」の項目をすぐ上のエリアにドラッグ&ドロップ
↑「枠番」の項目をクリック&ホールドして上にある「ここに項目をドラッグしてグループ化」と書かれているエリアにドラッグします。

するとRacerリストが「枠番」でグループ化された状態で表示されます。+を押すとリストが展開します。
枠番でグループ化

3.「コメント」でグループ化
「コメント」の項目をすぐ上のエリアにドラッグ&ドロップ
↑「コメント」の項目をクリック&ホールドして先ほどと同じエリアにドラッグします。

するとRacerリストが「コメント」の内容別でグループ化された状態で表示されます。+を押すとリストが展開します。
枠番&コメントでグループ化
※枠番4⇒外からヤル or イン屋 リスト

ご覧の通り・・・実に分かりにくいグループ分けがされています(爆)。これは斉藤のコメントの書き方に統一性が無いからです。コメントの内容そのままでグループ化されますので、Racerリストに選手を登録する時は出来るだけ共通化・パターン化した表現でコメントを記入することをお勧めします(苦笑)。

※「枠番」でグループ化した場合は枠番:4、枠番:5、枠番:6のそれぞれの+を押して展開する必要があります。でも、展開されたそれぞれのリスト内で再び「コメント」で分けられているので・・・この順序でのグループ化ではとても分かりにくいですよね(苦笑)。実際の話、「枠番4の時だけ狙う」とか「5の時だけ狙う」あるいは「6の時だけ狙う」という狙い方をする人は少ないと思います。外枠を全部まとめて「枠番が4か5か6の時に狙う」(4 or 5 or 6)という考え方のほうが現実的ですよね。

そこで・・・このグループ化の順番を変えてみましょう。

4.グループ化した順番を変更する
右へドラッグして順番を変更する
↑グループ化済みの「枠番」の項目をクリック&ホールドして右にドラッグしますと順番が変わります。(あるいは「コメント」の項目を左にドラッグしても同じことになります。)

これでRacerリストのグループ化の表示順序が変わりました。初めに「コメント」でグループ化されていて、それぞれの+を押すと枠番でグループ化されています。
外コースからだとヤル
↑※外コースからヤル⇒枠番4 リスト

イン屋
↑※イン屋⇒枠番4 リスト

この順番でのグループ化の方がテーマ別、例えば「イン屋」でグループ化されたレースを効率良く表示することができます。「外からヤル」は、もっとコメントの書き方を統一してグループ化しやすいものにしなくてはなりませんね(苦笑)。

Racerタブでは複数のリストをいくつでも作成できますから、「外からヤル」と「イン屋」を別のリストとして作成しておけばもっと便利かもしれませんが、リストを切り替えてOKINI Searchしなくてはならなくなるので斉藤はひとくくりのリストにしています。

このように・・・グループ化したリストを使って実戦に挑むも良し、シミュレーション訓練として買えばどうなっていたか?を検証して行き・・・不必要な項目を省いたり必要な項目を追加したりしながら分析を続けて行けばいいのです。こんなふうに使います。

iGridの「グループ化」では、指定した順番で項目別にグループ化されて表示されます。フィルタ機能のように「条件に一致しなかったものは非表示」にはならず、常に全データがリスト内に保持されています。


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