【オリ展DB】がカバーできない領域
【オリ展DB】がカバーできない領域
5月から8月にかけて「オリ展データ活用術」という教材を新しく執筆し、この教材内でお伝えしている活用事例をあなたのお手元の「とかで」で再現するためにどうしても必要だったアプリ「オリ展DB」
11月8日にめでたくこのアプリを正式デビューさせまして、これで・・・
- 「とかで」Unlimited版
- 「永遠オッズDB」
- 「オリ展DB」
- 「TOP-DA」(トライアル版)
- 「TRM」(デモ版)
・・・というアプリラインナップとなりました。
「とかで」デビューから13年。「斉藤がやりたいことをやれる環境を構築する」という目的を達成するためにやってきたこととは言え・・・あれからもう13年が経つのか。
なんか・・・感慨深い。
いやいや!そんなこと言ってる暇はねぇ!
「このアイデア、良いんじゃね?」という斉藤のひらめきに基づく、行き当たりばったりの開発順序とリリース順序(爆)、
後から作成したアプリ(オリ展DB)のために・・・デモ版とかトライアル版と称して、ほぼリリース直前だったアプリ(TOP-DAやTRM)まで大幅な後追い改造が必要になっている状況(超爆)、
多くの問題を抱えていますけど、ひとえにこれは斉藤の思いつきから始まって、思いつきで変わるからで、振り回されるBPさんが気の毒で仕方ありません(核爆)。
TOP-DAとTRMにつきましては、今回のオリ展データを扱えるようにアップデートさせて行き、それが出来た時点で開発版とかトライアル版とかではなく「正規版」としてリリースする予定です!
さて先日ファーストリリース致しました「オリ展DB」の話。
アプリを起動し、設定は基本的にデフォルトのままでOKなので・・・Loadし、Runを押すだけのシンプルなアプリで(苦笑)、取得時刻になるとアプリは当該レースのオリ展データを取得し、データベースに記録して行く・・・
ただこの繰り返しを行うだけのアプリなんですが(苦笑)、開発には様々な問題を解決しなければなりませんでした・・・BPさんが(爆)。
なので・・・これ、以前にもブログとかでお伝えしたと思いますが、今一度簡潔にお伝えさせていただきますと(苦笑)・・・
【問題点その1】
オリ展データは各ボートレース場が独自に定めた計測場所、計測距離で計測されていて、それぞれ各BR場の公式サイト上で自由裁量で掲載されている・・・という問題点。
つまりオフィシャルサイトと違って「ウェブサイトの表示規格が統一されていない」という問題点がありまして、
各公式サイトのソースコードはcssやJavaを駆使した作りになっていて、ページ構成もオリ展データの表示場所も違っていて、しかも不定期に予告なくそのページ構成やコード記述が変わることがありまして、そしてそれは「これからもそういう変化がありうる」ということで・・・
こういう環境条件において、タイマーで自動取得させるアプリを開発するにあたり、避けて通れないのが突然「○○場のデータが取れなくなった!」ということ。
そういう事例が発生した場合、いち早く斉藤までご一報頂きますとともに、その対応版が出るのを辛抱強くお待ち頂けたらと思いますが(苦笑)、
その間のデータベース(オリ展データ)の欠損を最小限にするべく・・・斉藤はシャ●打ってでも目視書き写しでデータを収集し「データ保証プラン」のユーザーさまに提供して行きます!
【問題点その2】
各場の公式サイトにオリ展データが表示されるタイミングってバラバラで、展示航走終了後直ちに掲載される場もあれば5分以上経過してやっと掲載される場もあります。
それが22場ありますから・・・オリ展データを取得するタイミング設定は「当該レースの投票締切時刻の○分前」という単純な設定では無理で、全場では揃わなくてどこかの場で取得をミスってしまう。
また、同じ1つの場でも、前半レースと後半レースの「レースとレースの間隔時間」も違います。
だから「前Rの締切時刻から○分後」という設定を増やしてみたり、「1st」と「2nd」という2回の取得を行って取得漏れを防ごうとしてみたり、第12R取得後に「全レースをもう一度再取得する」という機能まで追加したんですけど・・・
そこまでやっても結局は「最大公約数」的なタイミング設定しか出来なかったんですよね。
【問題点その3】
なんで斉藤はそんなに「取得タイミング」にこだわるのか?
アプリ的には「最終的に取得ミス無くデータベースに記録出来ていればOK」なわけで、極端に言えば毎日夜になったら一斉に、一気に連続取得すれば良いわけです。
でも斉藤はそれでは気に入らなかった。
それは斉藤の目的が・・・
『リアルタイムで「とかで」にオリ展データを表示させ、そのデータを活用して多くのファンが気づいていない狙い目(買い目構成)で効率良く稼ぎたかった』
・・・から。
例えば朝の第1R、展示航走開始から投票締め切りまで20分しか無いような場合、心情としては一刻も早くオリ展データが見たいわけですが、
「オリ展DB」アプリが公式サイトにアクセスしてデータを取り、データベースに記録する。
↓↓↓
「とかで」がそのデータベースにアクセスしてオリ展データを表示する。
こういう流れで表示させるシステムなので、とにかく「オリ展DB」アプリがデータを取ってくれるまではどうやっても「とかで」はオリ展データを表示することができません。
「オリ展DB」のデフォルト設定では「投票締切8分前に取得」がファーストコンタクト(初めての取得タイミング)になってますので、その時刻が来てオリ展データをデータベースに書き込むまでは「とかで」上でそのデータを利用することができないのですが、
でも現実にはそのタイミングで各公式サイト上に既にオリ展データが掲載されていることがあるわけです。
展示航走→公式サイト上に掲載された→でもまだ「オリ展DB」は取得時刻になっていない→だから「とかで」もオリ展データを表示出来ない。
あるのに取れない、出てるのに表示させられない。これがめちゃくちゃ不満だったんです。だからこそ取得タイミングにめちゃくちゃこだわったんですが・・・
でもこれ・・・無理でした。全国22場の各公式サイトのオリ展データ掲載のタイミングにぴったり合わせて、タイムロスなく「とかで」上でデータを表示させることは不可能だったのでした。
もうひとつ・・・
「オリ展DB」がデータベースに蓄積したデータはTOP機能を使って外部出力し分析することが可能です。後日のタイミングとなりますがTOP-DAを使って分析することも可能になります。
しかしそれは「分析のステージ」の話であり、分析した結果「こういう数値になっている時はこういう組み立てをするべき」という指標が見つかったとしても、肝心の「とかで」でオリ展データが表示されてないことには・・・買い目を組み立てることができません。SSHT投票ウィンドウで投票することもできません。
「オリ展データがこういう数値になっている時」を各公式サイトを開いて見ているようじゃ「とかで」を使う意味がありませんからね(苦笑)。
そんなわけで・・・そのために展示航走終了後はできるだけ短時間の内に「とかで」上でオリ展データを表示させたかったんです。
・・・ここまで、以前にもお伝えしたと思います。
なのに・・・なんでもう一度書いたのか?
これらの問題を解決できる新機能を開発したからです。
続きは次回に!
斉藤 圭佑